fillmore USA目次

U.S.A.盤にもいろいろあります

1971〜


 「オールマンのFillmoreはオリジナルのピンク盤が良い音するらしい」というような話がいつの頃か耳に入りました。それまで国内盤しか知らなかった自分にとっては、とりあえずピンク盤と言われるCapriconレーベルのSD 2-802というカタログ番号のものを手に入れれば良い、というような感じだったのです。

 そして手に入れたピンク盤の音は、確かにそれまでの愛聴盤であるワーナーのP-5016/7とは比べようも無いほどの音だったのです。今から思えば、それで止めておけばこんなことにはならなかったのです。こんなことには…(笑)。

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結果として一番枚数を集めたのは、このピンク盤でした。今もまだ増殖しています。今手許で数えたら23枚…。ひょっとしたらもっとあるかも(未整理のものがあるので)。こんな難儀なことになった理由はマトリクスNo.の振られ方からだったのです。

ビンク盤(SD 2-803)LinkIcon 
 

2CX(2CN) 0131

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Fillmoreを集める中で意外とこういう所に伏兵がいて、カタログNo.が2CNで始まるものがまだ手に入りません。ここに紹介しているのはブリフィックスの2CNが2CXとしてリイシューされたものです。今は手許に 2CX 0131しかないので、とりあえずこれで平にご容赦を。

2CX(2CN) 0131LinkIcon 

3rd・CPN-2-0131 

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Capricornレーベルは何年かおきに配給会社がコロコロと変わって行きました。それと同時にレーベルのデザインやロゴも変わりました。この辺になるともう音質がどうのこうのではなく、どこがどう変化したかにしか関心が持てなくなってしまいます。

3rd・CPN-2-0131LinkIcon 

4th・CPN-2-0131 

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アメリカ盤の最末期ということになります。この盤の後はCDに置き換わってゆきます(CDについてはこちら)。さらにコスト削減ということもありジャケットにも変化が現れます。アナログの終焉とは大げさすぎますが、寂しいジャケットです。

4th・CPN-2-0131LinkIcon 

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Quad盤というのは4ch・サラウンド盤のことです。このQuad盤というのがくせ者で、しばしば正規盤とは違うテイクが入っていたり、リミックスによって一聴して違う印象を受けるほどの差を見せるのですが、実はこのCX4 0131はそれだけではありませんでした。

Quad・CX4 0131LinkIcon 

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1990年代以降のちょっとしたアナログ盤ブームに乗っかって、高音質盤の宣伝文句をまとって、いくつか再発されました。ハーフスピードカッティング、重量盤がそれですが、果たして本当に高音質なのか? これは購入して確認しなければ! というわけでまんまと逞しい商魂にのせられてしまった報告です。

高音質再発盤目次へLinkIcon