AllmanのAt Fillmore EastのLPは世界各国で販売されました
ふたたびこのアルバムに関心を寄せた時には、すでに世の中はCD全盛で、LP盤はCDに対しての「アナログ盤」という呼び名が付いていました。さらに世の中はインターネットの時代、ネットオークションの時代となっていました。改めてLPを購入するには通販のホームページやeBayに代表されるネットオークションに頼るのが最も簡単な手段となっていました。
まず最初は何と言ってもオリジナル盤を探しました。中古盤屋巡りは大好きなので苦になりません。しかし暇な時間を持て余した学生時代ではありません。で、時代の波に逆らわずいざネットオークションを手がけると、At Fillmore Eastにはおびただしいほどの各国盤があることに気づきました。欧米はもとより北欧、南米、そして日本を含むアジアの国々。そしてもちろんLPだけでなく様々なフォーマットが制作されていたのです。
気づいた後は怒濤のごとくそれらを探し求めました。幸いにして超有名盤ゆえ市場には潤沢にありました。こつこつと安いものを集めました(後にとんでもない値段がするものもあることに気づくのですが)。各国盤を集めることはピンク盤でオリジナルの源流をさかのぼるのとはまた違う喜びを教えてくれました。かの国で、いったいどのようにFillmoreは聴かれたのだろう? どんな層の人々がレコードを購入したのだろう? かくいう我ら日本国民もそのなかの一つなのは言うまでもないのですが。
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