Fillmore資料室
Allmanのこと、Duaneのこと、Fillmore Eastのこと、Capricornのこと、色々なことを教えてくれた資料の数々です。感謝、感謝です。
▼そんなに数は無いですが、それでもぼちぼちと集まってきました。
日本でオールマンってどんな位置づけなのでしょう? デュアンってどんな存在なのでしょう? 時々はギター雑誌で表紙を飾ったりするけれど…。ま、それはそれとしてファンは同じような話、知っている話でも少し名前が出ているだけでうれしくなって買ってしまうものです。そんなわけで他の人には資料といえるかどうかは分かりませんが、個人的には大切な資料となった書籍や資料を逐次紹介して行きますね。
Midnight Riders: The Story of the Allman Brothers Band / 著 Scott Freeman (国内絶版) / 1997年発行 他にも同類の書があったのか、あるいは自分が知らなかっただけなのかは分かりませんが、再び再燃したオールマンに対する関心は当然のごとく書籍にも向かいました。まとまった書籍としては自分にとっての最初の一冊です。いつの頃かは忘れましたが、大阪ではないどこかのTOWER RECORDSで購入しました。結局オールマンってドラッグと裁判の日々だったのか…なんて読後感を当時は持ちましたが、今読み返すとまた違う感慨を持ちます。 | The Complete Allman Brothers Band Discography ありそうでなかったディスコグラフィです。自分が必要としたのはフィルモアの項目だけですが、デビューからメンバーのソロアルバム(最後が1998年のデレク・トラックス)までフォローしています。例によってすべてをカバーしているわけではないですが、あるだけでうれしい一冊です。僕は本人がeBay(有名な世界的オークションです)に出しているのを「Buy It Now」でポチッとしましたところ、サイン入りで送られてきました。購入されるとするなら、オールマンのオフィシャル・ホームページ「Hittin' The Note」の通販ページが一番簡単かな。 | |||||
SKYDOG : THE DUANE ALLMAN STORY 正直なことを言うと、全部読んでいません(笑)。というのも洋書ですからなかなか根気がいるのですよ。でもまあ、こういうのは関心・興味が原動力なので、たとえばフィルモアに出た前後なんて言うところは、やっぱり無理してでも読んでしまいます。 | 月刊 レコード・コレクターズ 2006年9月号 言わずと知れたレココレですが、表紙をこのジャケットが飾ったのは、この10年以上記憶にありません。こういうのは縁起物なので、とりあえず買いはしますがなかなかまじめに読むことは少ないです。ホームページで紹介するので久しぶりに読み返しましたが、やっぱり正確さに欠く記述(間違っているとまでは言いません)があったり、抜けている情報があったりで、うーん…なのですが、それでもこの手の特集にしてはFillmoreに関して結構ページが割かれているだけで満足としましょう。なんだかんだ言っていつもレココレにはお世話になっていますので、やっぱり感謝です。 | |||||
月刊 レコード・コレクターズ 2007年3月号 残念ながら表紙にデュアンならびにオールマンの写真はありませんが、アトランティックのレーベル特集となると買わずにはいられません。この号の特集の白眉は冒頭のカラーページで5ページにも及ぶレーベルの解説と写真です。珍しくアカデミックかつ資料的にまとめられていて、フィルモアに関しては住所表記などで参考になりました。ところでお恥ずかしいことですが、このレーベルの変遷の記事をまとめられたのが、いつもCapricornレーペルに関して相談に乗っていただいてるBuzzyBeeさんだったとは! BuuzzyBeeさん、大変失礼しました! | 月刊 レコード・コレクターズ 2000年8月号 レイラの特集ですが、目的はもちろんデュアんです。例によってレイラの曲目解説は的外れ・勘違い・思い込み?のオンパレードですが、そんなことで目くじらたててはいけません(しかし曲目の解説って何のために必要なのでしょう?)。なぜならその後いろいろと当時の事実や裏話が発表されているからです。それはともかく、この号の読みどころは湯浅学氏による4ページにわたる南沙織についての記事でした。レイラの特集は凡庸なものでしたが、この「自覚的アイドル」と名付けられた南沙織考察のおかげでなんとか捨てられずに本棚に収まっているのもまた面白いです。 | |||||
月刊 レコード・コレクターズ 2014年10月号 メインの特集が誰あろうポール・マッカートニー&ウイングスということで第二特集扱いでしたが、2014年8月に発売になった6枚組CDセット『1971 フィルモア・イースト・レコーディングス』発売に伴い、久々にオールマンの特集が組まれました。 | One Way Out: The Inside History of the Allman Brothers Band / 著 Alan Paul / 2014年発行 買っただけで斜め読みしかしていなかったのですが、左のレココレ10月号の特集執筆に当たり、あわててフィルモアでの演奏に関する部分、あるいはフィルモアのLPのジャケットに関連するところを、必死になって読み返しました。特にトム・ダウドのライブ・レコーディング時におけるメンバーとのやりとりとか、ジャケットの裏側に大写しされたローディーたちの発言は、単にローディーとは一言で片付けられないほどの絆を持った仲間ならではのものであり、裏話的なものも多くてのめり込むようにして読んでしまいました。 | |||||
Hittin' The Note 2000年 26号 うっかり肝心の冊子を掲載するのを忘れていました。オールマンといえば『Hittin' The Note』を忘れてはいけません。もちろんオールマンを中心とした音楽雑誌ですから、オールマンの記事が載っているのは当り前ですが、しかしこの号はてんこもりです。 | Hittin' The Note 2014年 82号 これもうっかりシリーズです。何がうっかりかというと、2014の『レコード・コレクターズ』10月号に『The 1971 Fillmore East Recordings』の記事を書くことになった時に、Hittin' The Noteのバックナンバーをチェックすることを忘れていたんです。 | |||||
Hittin' The Note 2013年 76号 うっかりと言えばこれもうっかりです。2013年の春にリリーススされてすぐ完売(年末に再リリース)となったCD7枚組の『Skydog: The Duane Allman Retrospective』の特集が組まれています。内容は製作に関わったDuaneの娘、Garadrielle AllmanとBill Levensonのインタビューで構成されています。 | オールマン・ブラザーズ・バンド・ベスト 今では山ほど出ているバンド・スコアですが、1990年というタイミングでこのスコア集が出たのはどうしてでしょう? 単純にシンコーミュージックのバンド・スコア・シリーズとしては外せなかったのでしょうね。『オールマン・ブラザーズ・バンドのすべて』から15年後の出版ですから、スコアも手描きではなくギターパートにはTAB踏(これは手描き)が付いています。一曲ごとのちょっとした解説も、なかなか的確でギター弾きには有り難い部分もあります。しかしバンド・スコアは譜面が細かいので老眼にはきついですね。もちろん購入目的は表紙のアウトテイクですが、聴きながら譜面を目で追うと、ほー、と思ったり、なるほどねーとなったり、楽しいです。 | |||||