シングル盤のページ2(歌手別)

昔レコード屋さんでドーナツ盤を繰ったように、お気に入りを探しましょう!

手元にいつのまにかたくさんシングル盤が集まってしまった女性歌手を紹介します。

 そうそう、これ聴いたことあるよね、とか、あの唄のレコード盤のジャケットってこんなんだったんだ、とかいろいろと思い出すのがシングル盤のジャケットの楽しいとこです。LPではこうは行きません。やっぱりこの一曲に掛けるのが歌謡曲の神髄です。コンセプト・アルバムなんて歌謡曲には縁のない世界です。愛と涙と男と女、北の酒場で熱燗飲んで、別れた人に会ったとて、所詮私は日陰の女、ああ、後は野となれ山となれ…。

 もちろん唄が主役ということは良くわかります。あるいは良く見聞きしたヒット曲を買い求めるなら、別段ジャケット写真にこだわることは無いでしょう。でも、今ほど情報が無かった昭和40年代〜50年代、レコード屋さん(懐かしい響き!)の歌謡曲のレコード棚には、めくるめくような意匠の凝らされたジャケットが「買って! 買って!」と手招きしており、眺めて飽きず時間を過ごしたものでした。さあ、そんな気分になってページをめくりましょう。

♥高田みづえ

小柄で、垂れ目で、タヌキ顔の女の子、だけど歌がめっぽううまい…そんな印象だった彼女が、まさかお相撲さんと結婚して、しかも相撲部屋の女将さんになって部屋を切り盛りするなんて、人の人生は分からないことだらけです。

 さあて、アイドルに入れようか70年代歌手に入れようか悩んだのですが、やっぱり彼女はルックスより歌唱力で勝負をした歌手として評価したいという想いから、70年代歌手としてとりあげました。しかしこの人ほどヒット曲にカバーの多い人もいなく、デビューヒットの「硝子坂」は木之内みどりの曲だし(でも完全に自分の歌にしてしまいましたね)、「潮騒のメロディー」「私はピアノ」「そんなヒロシに騙されて」「真夜中のギター」などなど数知れず。おまけに山口百恵の未発表曲「通りすぎた風」までシングルにする始末。でもやっぱり彼女が彼女らしかったのは、デビュー曲から「女ともだち」までだと思うのですが…。

▼'77.3「硝子坂」     ▼'77.7「だけど…」     ▼'77,10「ビードロ恋細工」  ▼'78.3 「花しぐれ」

高田みづえ1.jpg高田みづえ2.jpg_NowPrinting.jpg高田みづえ4.jpg

▼'78.6「パープルシャドウ」 ▼'78.8「なぜ…」      ▼'78.9「女ともだち」      ▼'79.1「Dream on Dream」

高田みづえ5.jpg高田みづえ6.jpg高田みづえ7.jpg高田みづえ8.jpg


▼'79.5「青春Ⅱ」      ▼'79.8「子守唄を聞かせて」 ▼'80,4「どうして私を愛したのですか」▼'80.7「私はピアノ」

高田みづえ9.jpg高田みづえ10.jpg高田みづえ11.jpg高田みづえ12.jpg

▼'81.1「愛のイマジネーション」▼'81.8「涙のジルバ」   ▼'81,11「夢伝説」      ▼'82.3 「愛の終りに」」

高田みづえ13.jpg高田みづえ14.jpg高田みづえ15.jpg高田みづえ16.jpg

▼'82,9「ガラスの花」    ▼'83.2「通りすぎた風」   ▼'83.5「純愛探し」       ▼'83.6「蒼いパリッシュ」

高田みづえ17.jpg高田みづえ18.jpg高田みづえ19.jpg高田みづえ20.jpg

▼'83.9「そんなヒロシに騙されて」▼'84.1「秋冬」      ▼'84.1「原宿メモリー」    ▼'84.10「かげふみ」

高田みづえ21.jpg高田みづえ22.jpg高田みづえ23.jpg高田みづえ24.jpg

▼'85.1「悲しきロンリーガール」▼85.4「チャイナ・ライツ(A面)/カーテン・コール(B面)」

高田みづえ25.jpg高田みづえ26-1.jpg高田みづえ26-2.jpg


♥天地真理

泣く子も黙るマリちゃんです。あらためてこうやってジャケット写真を並べると、ワン&オンリーだったことを再確認せざるを得ません。その後のことは何も云いますまい。

 天地真理・小柳ルミ子・南沙織という、個性もルックスも、そして歌唱スタイルも全く異なった3人を輩出した71年という年は、歌謡界が新たな時代・局面に突入したことを実感させたものでした。やがて時間が経ち、3人3様の人生を送ったわけですが、なんというかなあ、一番浮世離れしていたかに見えた天地真理が、一番下世話な存在になってしまうとは、当時には全く考えられませんでした。あこがれの隣のマリちゃんは、気がつくと肥大化しており、結婚・離婚はいいとして、ダイエットしたり、ヌードになったり、ロマンポルノに出たりと、およそデビュー当時には考えられない道のりを歩んだのでした。そんなマリちゃんも来年(2011年)には還暦です。人に歴史あり。

▼'71.10「水色の恋」   ▼'72.2「ちいさな恋」     ▼'72.9「虹をわたって」   ▼'72.12 「ふたりの日曜日」

天地真理01.jpg天地真理02.jpg天地真理04.jpg天地真理05.jpg

▼'73.3「若葉のささやき」  ▼'73.7「恋する夏の日」   ▼'73.10「空いっぱいの幸せ」   ▼'74.6「恋と海とTシャツと」

天地真理06.jpg天地真理07.jpg天地真理08.jpg天地真理10.jpg

▼'74.9「想い出のセレナーデ」▼'74.12「木枯らしの舗道」 ▼'75.5「初めての涙」     ▼'75.9「さよならこんにちわ」

天地真理11.jpg天地真理12.jpg天地真理14.jpg天地真理15.jpg

▼'76.7「愛の渚」     ▼'83.2「私が雪だった日」   ▼4曲入りコンパクトLP/企画もの

天地真理18.jpg天地真理22.jpg天地真理0.jpg天地真理00.jpg

♥キャンディーズ

今から思えば「8時だョ! 全員集合」でアシスタントとしてスタートしたのは大きかったんでしょうね。ただのカワイコちゃんグループではない(コントもできる)、という強みはその後のバラエティ番組の中でも存在感を発揮することになりましたから。

 最初、センターはスーちゃんだったんですよね。3人並べば確かにスーちゃんが一番可愛い。でも人気の割にはレコードはあまりヒットしませんでした。それがちょっとお姉さんっぽいランちゃんをセンターに持ってきたのが大正解で、もちろん「年下の男の子」というのはそういった戦略的なところ大だったということでしょうが、当時のちょっと大きな子供にはそんなこと関係なく、まんまとハマって行くもの多数、ということでした。しかしジャケットで見るスーちゃんはパンパンですねえ。

▼'73.9「あなたに夢中」  ▼'74.1「そよ風のくちづけ」  ▼'74.9「なみだの季節」   ▼'75.2 「年下の男の子」

キャンディーズ01.jpgキャンディーズ02.jpgキャンディーズ04.jpgキャンディーズ05.jpg

▼'75.9「その気にさせないで」 ▼'75.12「ハートのエースが出てこない」▼'76.3「春一番」   ▼'76.5「夏が来た!」

キャンディーズ07.jpgキャンディーズ08.jpgキャンディーズ09.jpgキャンディーズ10.jpg

▼'76.9「ハート泥棒」   ▼'76.11「哀愁のシンフォニー」▼'77.3 「やさしい悪魔」▼'77.6「暑中お見舞い申し上げます」

キャンディーズ11.jpgキャンディーズ12.jpgキャンディーズ13.jpgキャンディーズ14.jpg

▼'77.9「アン・ドゥ・トロワ」▼'77.12「わな」      ▼'78.2「微笑がえし」    ▼'78.11 「つばさ」

キャンディーズ15.jpgキャンディーズ16.jpgキャンディーズ17.jpgキャンディーズ18.jpg

♥岩崎宏美

抜群の歌唱力はデビュー当時から誰の耳にも明らかでした。その前髪の下の広いおでこを知ったとき、ちょっと驚きましたが。

 桜田淳子、山口百恵、森昌子という当時最強の同年代の高一トリオを向こうに回し、その歌唱力で一気にスターになりました。今のアイドルでは考えられないような厚ぼったいオカッパ頭も、親近感を強めましたっけ。そういえば物まねのコロッケが一時「シンデレラ・ハネムーン」を頻繁にかなりデフォルメして顔真似・形態模写していましたが、確かにそんな風に見れば見れなくもない、という気もしたものでした。今も若い旦那をもらって元気で何よりです。

▼'75.4「二重唱(デュエット)」▼'75.7「ロマンス」     ▼'75.10「センチメンタル」  ▼'76.1 「ファンタジー」

岩崎宏美01.jpg岩崎宏美02.jpg岩崎宏美03.jpg岩崎宏美04.jpg

▼'76.5「未来」       ▼'76.8「霧のめぐり逢い」  ▼'76.11「ドリーム」     ▼'77.4「悲恋白書」      

岩崎宏美05.jpg岩崎宏美06.jpg岩崎宏美07.jpg岩崎宏美09.jpg

▼'77.7「熱帯魚」      ▼'77.9「思秋期」      ▼'78.2 「二十才前」     ▼'78.5「あざやかな場面」 

岩崎宏美10.jpg岩崎宏美11.jpg岩崎宏美12.jpg岩崎宏美13.jpg

▼'78.7「シンデレラ・ハネムーン」▼'78.11「さよならの挽歌」▼'79.5 「夏に抱かれて」   ▼'79.9「万華鏡」

岩崎宏美14.jpg岩崎宏美15.jpg岩崎宏美17.jpg岩崎宏美18.jpg

▼'80.1「スローな愛がいいわ」▼'80.4「女優」       ▼'80.10「摩天楼」      ▼'81.1「胸さわぎ」

岩崎宏美19.jpg岩崎宏美20.jpg岩崎宏美22.jpg岩崎宏美23.jpg

▼'81.3「恋待草」     ▼'81.6 「すみれ色の涙」     ▼'81.10「れんげ草の恋」   ▼'82.2「檸檬」

岩崎宏美24.jpg岩崎宏美25.jpg岩崎宏美26.jpg岩崎宏美27.jpg

▼'82.5「聖母たちのララバイ」▼'82.9「思い出さないで」  ▼'83.2「素敵な気持ち」   ▼'83.6「真珠のピリオド」

岩崎宏美28.jpg岩崎宏美29.jpg岩崎宏美30.jpg岩崎宏美31.jpg

▼'83.8「家路」       ▼'84.2「20の恋」     ▼'84.5「未完の肖像」     ▼'84.8「橋」

岩崎宏美32.jpg岩崎宏美33.jpg岩崎宏美34.jpg岩崎宏美35.jpg

▼'85.4「決心」       ▼'85.10「月光」    ▼'86.2「好きにならずにいられない」 ▼'86.10「夜のてのひら」

岩崎宏美36.jpg岩崎宏美37.jpg岩崎宏美39.jpg岩崎宏美41.jpg

▼'87.4「最初の恋人達」  ▼87.11「風の童話集」    ▼'88.12「未成年」      ▼4曲入りコンパクトLP

岩崎宏美42.jpg岩崎宏美43.jpg岩崎宏美45.jpg岩崎宏美00.jpg

♥安西マリア

デビュー当時よりちょっと毛色が違っていましたね。一人GSの時代はとうに過ぎていたのに、懐かしいGSサウンドでデビューしたからでしょう。そしてどこかに「お水」の匂いを漂わせていました。

 昭和48年にデビューなんですね。で、さっそく第15回日本レコード大賞新人賞受賞しました。その年の新人賞は他に桜田淳子、あべ静江、アグネスチャン、浅田美代子。豪勢なラインナップですが、子供心にもひときわ目を引く美貌と言うか、褐色の肌・牝豹のようなまなざし・ちょっと巻き舌な歌声は、そりゃあおじさんたちに好かれるでしょうと思いました。そういえば、美容院で髪をセットしている時に、オカマ(すっぽりかぶるドライヤー? ヒーター?ね)から熱湯が出てきて火傷を負い、整形手術したなんて言う話が当時の女性週刊誌の見出しを賑わせていましたっけ。そう言うどうでも良い話って、なぜか克明に憶えているんですよね。

▼'73.5 「涙の太陽」    ▼'73.9「愛のビーナス」     ▼'74.1「針のくちづけ」    ▼'74.5「早いもの勝」

安西マリア1.jpg安西マリア2.jpg安西マリア・針のくちづけ.jpg安西マリア・早いもの勝.jpg

▼'74.「恋の爆弾」     ▼'75「あなたに敗けそう」 ▼'75.7「涙のジャニーギター」▼'76.8「サヨナラハーバーライト」

安西マリア6.jpg安西マリア06(72dpi).jpg安西マリア5.jpg安西マリア4.jpg

▼'76「センチメンタル・グループ・サウンズ」▼'77.「南十字星」

安西マリア09.jpg安西マリア3.jpg

♥研ナオコ

デビュー当時のコメディエンヌぶりはちょっと他に無かったですね。ただ中島みゆきの歌を歌いだしてから、何か違和感を感じるようになったのは私だけてしょうか。

 TBSテレビ番組「時間ですよ」の準レギュラー役で、由利徹の娘のズベ公(死語ですね)・さゆり役で出ていましたっけ。左とん平演じる遊び人・浅太郎と恋仲になった下りなんてのは、なかなか味が有って良かったですね。後年はガリガリになってしまいますが、デビュー当時まだまだふっくらしていて、ユニークな顔立ちだけども愛嬌があってなかなか良かったのですが…。東宝レコード時代はそのキャラクターに合った歌を唄っていて、また独特の歌唱力のようなものも持っていたのですが、中島みゆきの歌を歌うようになり、歌が二枚目風になると唄い方も変わってしまい、「夏をあきらめて」以降はどんどんと声量が落ちて行きました。というわけで、個人的には東宝レコード時代を今も愛聴しているわけです(このページの最上段)。

▼'71.4「大都会のやさぐれ女」▼'72.1「屋根の上の子守唄」 ▼'73.10「二人で見る夢」   ▼'72.7 「京都の女の子」

_NowPrinting.jpg研ナオコ02.jpg研ナオコ08.jpg研ナオコ04.jpg

▼'72.11「こんにちわ男の子」▼'73.3「女心のタンゴ     ▼'73.10「うわさの男」     ▼'74.6「第三の女」

研ナオコ03.jpg研ナオコ06.jpg研ナオコ07.jpg研ナオコ08.jpg

▼'75.9 「愚図」       ▼'76.2「一年草」       ▼'76.9「あばよ」       ▼'77.3「風をくらって」

研ナオコ09.jpg研ナオコ10.jpg研ナオコ12.jpg研ナオコ13.jpg

▼'77.6「オ丶神様」      ▼'77.9「ふられてやるさ」  ▼'78.3「かもめはかもめ」   ▼'78.7「窓ガラス」

研ナオコ14.jpg研ナオコ15.jpg研ナオコ16.jpg研ナオコ17.jpg

▼'78.10 「みにくいあひるの子」▼'79.5「陽は昇り陽は沈み」▼'79.8「ひとりぽっちで踊らせて」▼'80.2 「くちぐせ」

研ナオコ18.jpg研ナオコ20.jpg研ナオコ22.jpg研ナオコ23.jpg

▼'81.12 「ボサノバ」    ▼'82.9「夏をあきらめて」   ▼'82.12「ふられた気分」   ▼'83.4「Lonely Way」

研ナオコ28.jpg研ナオコ29.jpg研ナオコ30.jpg研ナオコ31.jpg

▼'84.9 「名画座」      ▼'89.1「冬のカトレア海岸」

研ナオコ35.jpg研ナオコ42.jpg

♥山本リンダ

「イメージチェンジ」「カムバック」という言葉がこれほど当てはまった歌手はいませんでしたね。インパクトがあったのは曲調や振り付けだけでなく、いろいろと話題提供に事欠かない女性です。

 われわれの世代には二人のリンダがいます。デビュー曲の「こまっちゃうナ」というタイトルも斬新なら、その舌足らずな歌声には、一度聴いて耳からはなれられない個性が感じられました。しかも当時15歳という若さ! しかしこのインパクトの強さがその後の低迷に深く関係したというのは想像に難くないです。さて、低迷の時期がしばらくあって再び登場した時には、後のピンクレディーにもつながるような詞・曲・振り付け・衣装で(阿久悠・都倉俊一コンビだから当然ですが)、まったくの別人格として復活を遂げました。森昌子が「せんせい」を歌い、アグネス・チャンが「ひなげしの花」を歌っていた1972年の話です。

▼'66.10「こまっちゃうナ」 ▼'72.06「どうにもとまらない」▼'72.09「狂わせたいの」   ▼'72.11「じんじんさせて」

01こまっちゃうな.jpg02どうにもとまらない.jpg03狂わせたいの.jpg04じんじん全身.jpg

▼'73.02「狙いうち」     ▼'73.06「燃えつきそう」   ▼'73.08「ぎらぎら燃えて」     

05狙いうち.jpg06リンダ・全身.jpg07ぎらぎら.jpg

♥夏木マリ

「夏決まり」だから夏木マリ。嘘のような本当の話で有名ですが、その名の通り夏のイメージが強いです。お色気を前面に出して、最初からそれを売り物にしたフィンガーアクションは、分かっちゃいるけど受けました。

 「絹の靴下」がどうしてお色気に結びつくのか、子供にはさっぱり分かりませんでした。だいたい靴下とお色気が子供心に結びつくわけが有りません。それより自分にとっては、翌年の「お手やわらかに」の方がよっぽどお色気を感じました。ちょっと気の強そうなお姉さんが、ふと見せた弱さ、みたいなのが良かったんです。もちろん今も愛聴していますよ。そういえば一時期不遇でキャバレー回りを彼女がしていた時に、新宿のとあるグランドキャバレーで見たんですよ、夏木マリ・ショーを。ガラガラなので最前列で見たのを覚えています。この「お手やわらかに」を歌った時に、嬉しくなって手を舞台に向けて振ったら、こちらまで寄ってきて手を振りかえしてくれました。おかしなことを覚えているものです(笑)。

▼'73「絹の靴下」      2ndジャケット       ▼'73「裸足の女王」      ▼'74「お手やわらかに」  

01絹の靴下.jpg02絹の靴下.jpg03夏木・裸足の女王.jpg04お手柔らかに.jpg

▼'74「裸の青春」     ▼'74「夏のせいかしら」    ▼'74「それからどうするの」 ▼'75「誤解はといて」

06裸の青春.jpg05夏のせいかしら.jpg06夏木・それから.jpg07夏木・誤解.jpg

▼'75「愛情の瞬間」    ▼'76「裏切り」         ▼'76「夏の夜明けは悲しいの」▼'77「悲しみ上手」  

08愛情の瞬間.jpg09裏切り.jpg11夏の夜明けは….jpg13悲しみ上手.jpg

▼'77「これしかないのです」▼'78「チャイナタウン」    ▼'78「マンゴの木の下で」  ▼'79「さよならの鐘」

14これしかないのです.jpg08チャイナタウン.jpg09マンゴの木の下で.jpg12さよならの鐘.jpg

▼'79「ウィング」       ▼'81「誘惑されて」

14ウィング.jpg13誘惑されて.jpg

♥平山三紀

1970年、昭和で言えば45年、と言う出だしで安倍律子についてコメントしましたが、また平山三紀も時を同じくしてデビューしました。軽々としたサウンドに鼻に掛かった独特の歌声に、新しい時代の風が吹いているような気がしたものです。

 何と言っても1971年の「真夏の出来事」でした。もちろん「ビューティフル・ヨコハマ」にもその印象は有りました。しかし大鵬が引退し、ザ・タイガースが解散した5月に、突如として爽やかなメロディーがラジオを賑わせた時、確実に何か時代が大きく変わって行くような気配を強く感じたものでした。いわゆる美人ではないけれど、その何とも言えない浮遊感には惹かれるものが有りました。後年ばんばひろふみと結婚した時には、「なんでやねん?!」と言う思いを強くしましたが。80年代にはラッキーカラーが黄色だからと、全身黄色い衣装でテレビに出ていたりしましたっけ。でも、70年末〜73年頃の彼女の歌声には時代を超えた何かを未だ感じます。

▼'70「ビューティフル・ヨコハマ」▼'71「真夏の出来事」  ▼'71「ノアの方舟」     ▼'72「フレンズ」

01平山三紀.jpg02平山三紀.jpg03平山三紀.jpg04平山三紀フレンズ.jpg

▼'72「希望の旅」      ▼'72「月曜は泣かない」   ▼'73「銀河のはてに」     ▼'73「帰らない恋」

10平山・希望の旅.jpg05平山三紀.jpg06平山三紀7.jpg06平山三紀.jpg

▼'73「恋のダウンタウン」 ▼'74「熟れた果実」    

07平山・ダウンタウン.jpg08平山・熟れた果実.jpg

♥安倍律子

1970年、昭和で言えば45年。我々世代にとっては万博の年といえば時代の雰囲気が一番分かりやすいでしょう。まだ未来は、科学と技術に満ちた明るく楽しいものでした。そんな時代に安倍律子は軽々としたミニスカートを身にまとい、しかし演歌を歌い上げていたのでした。

 すらっとした長い足、トレードマークのミニスカートは演歌のそれではなかったです。だからまた今も印象に強く残っているのでしょう。声はハスキーボイス、顔立ちは純和風、というのもまたそのスタイルにミスマッチでしたが、実に大人の歌声という感じでした。1970半ば以降はあまり姿を見かけませんでしたが、確か80年代に入ってから橋幸夫とデュエットした曲で復活しましたっけ。1948年生まれということですから、今年で還暦、団塊の世代ですね。

▼'70「愛のきずな」     (別ジャケット)        ▼'71「愛でくるんだ言訳」  ▼'71「愛のおもいで」

安部律子 2.jpg01安倍律子・愛のきずな2.jpg02安倍律子・愛でくるんだ言訳.jpg03安倍律子・愛のおもいで.jpg

▼'71「お嫁に行くなら」   ▼'71「恋ごよみ」      ▼'72「カスバの女」      ▼'72「恋の手ほどき」

04安倍律子・お嫁に行くなら.jpg05安倍律子・恋ごよみ.jpg06安倍律子・カスバの女.jpg08安倍律子・恋の手ほどき.jpg

▼'73「孤独(ひとりぼっち)」 ▼'73「律子のタンゴ」    ▼'76「傷」         ▼'83「今夜は離さない」

06安倍律子・孤独.jpg07安倍律子・律子のタンゴ.jpg10安倍律子・傷.jpg11安倍律子・今夜は離さない.jpg

♥アン・ルイス

一番活躍したのは1980年代ですが、何とデビューはAllmanのAt fillmore Eastと同じ1971年です。最初はハーフ故の日本語のあやうさとかわいらしさを売り物にしたアイドル路線だった記憶が有ります。どうでもいいことですが、桑名正博との結婚はハマり過ぎの感がありました。

 70年代の彼女はジャケットの写真を見ても分かる通り、アイドル路線を意識したものでした。アメリカと日本のハーフということで彼女の歌う歌にはたいてい英語の歌詞がついていましたが、飾らないトークやあっけらかんとした明るさに、遥かかなたのアメリカの空気をどこかまとっていた気がします。成人を迎えた時にアメリカ国籍をとるために、日本を離れてアメリカに移り住んだ時期も有りましたっけ。変なことは妙にはっきり覚えているものです。80年代はご承知の通り、吹っ切れたようにロック路線に突っ走ります。突っ走りついでに桑名正博と結婚しましたが、まあそれも人生でしょう。

▼'71「白い週末」     ▼'73「わかりません」     ▼'73「おぼえてますか」 ▼'74「グッド・バイ・マイ・ラブ」

01アンルイス.jpg02アンルイス.jpgアンルイス18.jpg03アンルイス.jpg

▼'74「ハネムーン・イン・ハワイ」▼'74「フォー・シーズン」▼'75「恋のおもかげ」    ▼'75「ラスト・シーン」   

04アンルイス.jpg05アンルイス.jpgアンルイス19.jpg06アンルイス.jpg

▼'76「ごめんなさい」    ▼'77「甘い予感」      ▼'78「女はそれを我慢できない」▼'78「女にスジは通らない」

07アンルイス.jpg08アンルイス.jpg09アンルイス.jpg10アンルイス.jpg

▼'79「I'm a lonly lady」 ▼'79「恋のブギ・ウギ・トレイン」 ▼'80「LINDA」       ▼'82「La Saison」

11アンルイス.jpg12アンルイス.jpg13アンルイス.jpg14アンルイス.jpg

▼'83「LUV-YA」     ▼'83「I Love Youより愛してる」▼'86「あゝ無情」       ▼'87「天使よ故郷を見よ」

15アンルイス.jpg16アンルイス.jpgアンルイス20.jpg17アンルイス.jpg

♥麻丘めぐみ

下膨れのほっぺ、真ん中分けの長い黒髪、そしてちょっと垂れ目のかわいい子。1970年代を代表するアイドルの一人であることは間違い有りません。

 同じ長い黒髪でも、南沙織のような何かを破って行く力というよりは、ほんわかとした女の子然としたアイドルらしさが良くも悪くも持ち味でした。思えば、それ故にライバルというものも持ち得ず、また危うさを内包しているというようなストーリー性を持っていませんでしたが、唯一「わたしの彼は左きき」というタイトルの曲により、時代に確実に足跡を残しました。

▼72.06「芽ばえ」   ▼72.10「悲しみよこんにちは」  ▼73.01「女の子なんだもん」▼73.04「森を駈ける恋人たち」

麻丘めぐみ01.jpg麻丘めぐみ02.jpg麻丘めぐみ03.jpg麻丘めぐみ04.jpg

▼73.07「わたしの彼は左きき」▼73.10「アルプスの少女」 ▼74.01「ときめき」     ▼74.04「白い部屋」

麻丘めぐみ05.jpg麻丘めぐみ07.jpg麻丘めぐみ06.jpg麻丘めぐみ08.jpg

▼74.09「悲しみのシーズン」▼74.12「雪の中の二人」    ▼75.03「水色のページ」   ▼76.02「卒業」

麻丘めぐみ09.jpg麻丘めぐみ10.jpg麻丘めぐみ11.jpg麻丘めぐみ12.jpg

♥ちあきなおみ

オーディオマニアのアイドルです。なんていうと顰蹙買うかな?

 なんというか、カリスマ的というかカルト的というか(違うか?)おじさまたち、とりわけオーディォマニア御用達の感がある、ちあきなおみですが、僕は彼女のコミカルで軽快なユーモアのある部分が好きなんですよね。
 「喝采」前、「喝采」以降、と言う分け方が一つできると思うのですが、一般的には「喝采」以降の歌唱力抜群・実力派の側面ばかりに光を当てがちではないかと。むしろ「四つのお願い」とか「X+Y=LOVE」(染色体か?!)のような唄を軽々と歌えるところに、彼女のワンアンドオンリー具合が見られるのではないかと思うのですが…。

▼1969.06「雨に濡れた慕情」 C/W 「かなしい唇」    ▼1969.11「朝がくるまえに」▼1970.04「四つのお願い 

雨に濡れた慕情.jpgsounds_ep02-img522x522-11 2.jpgちあき朝がくるまえに.jpg03四つのお願い.jpg

▼1970.08「X+Y=LOVE」 ▼1970.08「別れたあとで」▼1971.02「無駄な抵抗やめましょう」 ▼1971.06「私という女」

04X+Y=LOVE.jpg05別れたあとで.jpg06無駄な抵抗.jpg07私という女.jpg

▼1971.09「しのび逢う恋」▼1972.05「禁じられた恋の島」▼1972.09「喝采」      ▼1973.02「劇場」

08しのび逢う恋.jpg08禁じられた恋の島.jpg08喝采.jpg09劇場.jpg

▼1973.06「夜間飛行」  ▼1975.07「あいつと私」   ▼1974.03「円舞曲」     ▼1974.09「かなしみ模様」 

10夜間飛行.jpg12あいつと私.jpg13円舞曲.jpg12かなしみ模様.jpg

▼1975.02「花吹雪」    ▼1975.07「さだめ川」    ▼1976.01「恋挽歌」    ▼1982.10「矢切の渡し」  

15花吹雪.jpg14さだめ川.jpg13恋挽歌.jpg15矢切の渡し.jpg

▼1983.01「Again」    ▼1988.10「紅とんぼ」    

29Again.jpg18紅とんぼ.jpg

♥南沙織

意外ですが、当時はアイドルで長い黒髪って珍しかったのですよ。真理ちゃんも染めてたし。

 何でもかんでも三人娘という時代でしたから、同時期にデビューした天地真理、小柳ルミ子、そして南沙織という図式が描かれていましたが、今から思うと全然違いますね。三人三様。そのなかでも南沙織の異質さは、まるでマスコミが作り上げたかのような他の二人とは違い、自然体というかしなやかな自己主張と言うか、「自分」というものをどこかしら強く印象づけるものでした。
 長くて黒い髪、というのが彼女のトレードマークだったのも、また異質さを際立たせていました。真理ちゃんもルミちゃんも茶色く染めてカーラーでくるくる巻きのような髪型で、芸能人然、アイドル然としていてブラウン管の中では普遍的存在であったのに対して、南沙織は長い黒髪=ナチュラルさ故の危うさをどうしても視聴者に与えざるを得ませんでした。
 話を歌に戻しましょう。彼女の歌う歌詞は、どこまでも少女と大人の間、と言う印象が強かった。たとえば ♪あのいとしさ このはかなさ 青春なのねー と「傷つく世代」で歌っていましたが、この時の事象との距離感というのは彼女ならではで、傷つくのだけど ♪青春なのねー とポンと突き放して、さあその次へ行こう、というような潔さがなんとも心地いいのです。だから彼女は青春でなければならなかった。ならなかったが故に、とっとと我々の前から姿を消したのでした。

▼'71,06「17才」     ▼'71,10「潮風のメロディー」 ▼'72.02「ともだち」     ▼'72,06「純潔」 

17歳.jpg潮風のメロディー.jpgともだち.jpg純潔.jpg

▼'72,09「哀愁のページ」  ▼'73,01「早春の春」     ▼'73,05「傷つく世代」 ▼'73,07「カリフォルニアの青い空」

哀愁のページ.jpg早春の港.jpg傷つく世代.jpgカリフォリニアの青い空.jpg

▼'73,08「色づく街」    ▼'73,12「ひとかけらの純情」 ▼'74,03「バラのかげり」   ▼'74,06「夏の感情」 

色づく街.jpgひとかけらの純情.jpgバラのかげり.jpg夏の感情.jpg

▼'74,09「夜霧の街」    ▼'74,12「女性」       ▼'75,04「想い出通り」    ▼'75,08「人恋しくて」 

夜霧の街.jpg女性.jpg想い出通り.jpg人恋しくて.jpg

▼'75,11「ひとねむり」   ▼'76,03「ふりむいた朝」   ▼'76,05「青春に恥じないように」▼'76,09「哀しい妖精」 

ひとねむり.jpg18-ふりむいた朝.jpg19-青春に恥じないように.jpg20-哀しい妖精.jpg

▼'76,11「愛はめぐり会いから」▼'77,03「ゆれる午後」   ▼'77,07「街角のラブソング」 ▼'77,11「木枯らしの精」 

21-愛はめぐり逢いから.jpg22-ゆれる午後.jpg23-街角のラブソング.jpg木枯らしの精.jpg

▼'78,01「春の予感」    ▼'78,05「愛なき世代」    ▼'78,08「Ms(ミズ)」     ▼'78,10「グッバイガール」

春の予感.jpg26-愛なき世代.jpg27-Ms.jpg28-グッバイガール.jpg

▼各種4曲入りコンパクトLP

32-01.jpg32-02.jpg32-02.jpg33-01.jpg

32-03.jpg32-04.jpg33-02.jpg33-03.jpg